
Aetinaは、AIエージェント、プライベートLLM、RAG(検索拡張生成)などの企業向けAIワークロードに対応する、2Uラックマウント型エッジAIコンピューティングシステム「MegaEdge AIP-RQ87」を発表しました。
AIP-RQ87は、Intel® Core™ Ultra 5/7/9プロセッサーとIntel® Q870チップセットを採用し、高帯域幅・低遅延のPCIe Gen5 x16アーキテクチャを搭載しています。
NVIDIA RTX PRO™ 6000 BlackwellシリーズGPUおよびQualcomm® Cloud AI 100 Ultraアクセラレーターに対応しており、AIモデル、処理性能、消費電力、導入予算などの要件に応じて、柔軟なAIコンピューティング環境を構築できます。
AIP-RQ87の主な特長
省スペースな2Uラックマウント筐体
筐体サイズは438×500×88mm。奥行き500mmのコンパクトな設計で、企業内のサーバールームやエッジ拠点など、限られたスペースへの設置に適しています。
柔軟なAIアクセラレーション構成
NVIDIA RTX PRO 6000 BlackwellシリーズGPUとQualcomm Cloud AI 100 Ultraアクセラレーターに対応。LLM推論、RAG、AIエージェント、マルチモーダルAIなど、多様なAIワークロードに合わせた構成が可能です
最大256GBのDDR5メモリ
4基のDDR5メモリスロットを備え、最大256GBのシステムメモリを搭載できます。
独自の電源分配ボードを採用
Aetina独自のPower Distribution Board(PDB)により、高性能AIアクセラレーターへ効率的かつ安定した電力を供給します。高負荷状態での長時間運用を考慮した設計です。
2,000W高出力電源ユニット
高性能なAIアクセラレーターを安定して動作させるため、2,000Wの高出力電源ユニットを搭載していま
工具不要のモジュール設計
GPUおよびSATAストレージは、工具を使用せずに取り付けや交換が可能なモジュール構造を採用。導入、アップグレード、保守にかかる作業時間を短縮します。
企業データを社内で安全に処理
AIP-RQ87は、企業内や拠点内でAI推論を実行するオンプレミスAI環境に適しています。
機密情報や映像データをクラウドへ常時送信せず、データが生成される場所の近くで処理することで、データプライバシーの確保、通信遅延の低減、クラウドへの依存やデータ転送コストの抑制に貢献します。
主な用途として、以下のようなAIシステムが想定されています。
- 社内文書や製品仕様書を利用したAIナレッジアシスタント
- プライベートLLMおよびRAGシステム
- 契約書、請求書、技術文書などの分類・要約・情報抽出
- 法務、コンプライアンス業務の支援
- AIエージェントによる業務プロセスの自動化
- 複数カメラを利用した高密度映像解析
- スマートリテール、スマートシティ向けリアルタイム分析
またAetinaは、Qualcomm Technologiesと連携し、MegaEdgeシリーズとQualcomm Cloud AI 100 Ultraを組み合わせた「Qualcomm AI On-Prem Appliance Solution」も展開しています。
Qualcomm Cloud AI 100 Ultraは、最大870 TOPS(INT8)、128GBのECC対応DRAM、548GB/sのメモリ帯域幅を備えたAI推論アクセラレーターです。Qualcomm AI Inference Suiteと組み合わせることで、生成AI、自然言語処理、コンピュータビジョンなどのAI推論環境をオンプレミスに構築できます。AIP-RQ87はすでに量産段階に入っており、CE、FCC Class A、UKCAなどの認証を取得しています。
